[米国] バイデン政権、ディアブロキャニオン支援に11億ドル提供を正式決定
2024年2月1日
バイデン政権は2024年1月19日、ディアブロキャニオン原子力発電所の運転継続を支援するため、運転継続支援(CNC)プログラムに基づく11億ドルの資金提供を正式に決定した。
同プログラムは、経済的理由で早期停止の危機にある原子炉と認定されれば、所有者または運営者に対し発電電力量に応じたクレジット(支援金)が4年間にわたり支払われるというもの。
同発電所は、2022年11月にCNCの第1ラウンドで選定されており、同資金は2023年から4年間にわたり分割で支払われる予定。
資金の配分は、発電所の運用コストなどを考慮して調整される。
米国エネルギー省(DOE)送電線開発局(Grid Deployment Office)のマリア・ロビンソン局長は、「国内の原子力発電所を維持することは、米国のクリーンエネルギー目標達成にとって重要であり、各家庭や産業用需要家へ信頼性の高いエネルギー供給を確保する上でも不可欠である」と述べている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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