2024年1月19日付報道によると、原子力発電所の開発を推進するための原子力計画実施機関(NEPIO:Nuclear Energy Programme Implementing Organization)の設立がジョコ・ウィドド大統領による承認待ちの状態となっている。
インドネシアにおいて計画されているNEPIOは発電所建設の準備と実施について大統領への責任を負う組織とされており、ルフット・ビンサル・パンジャイタン海洋・投資担当調整大臣とアリフィン・タスリフエネルギー・鉱物資源大臣が所管する予定である。
国家エネルギー評議会(DEN)のジョコ・シスワント事務局長によると、NEPIOの設立はインドネシアにおける原子力発電の開発に対して国際原子力機関(IAEA)が勧告した19の条件のうちの一つである。
DENが作成している国家エネルギー政策(KEN)の改正案では、インドネシア初となる発電設備容量250MWの原子力発電所を2032年に商業運転させることを目指すとされている。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】 

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