GE日立ニュークリア(GEH)は2024年1月25日、英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省の「将来の原子力実現基金(FNEF)」から3,360万ポンド(約60億円)の助成金を獲得したと発表した。
GEHは、英国で小型モジュール炉(SMR)「BWRX-300」(30万kW)の配備を支援するため、シェフィールド・フォージマスターズと英国産鍛造品の供給可能性に関する覚書を締結するなど英国でのサプライチェーンの構築を進める一方、ジェイコブス、キャベンディッシュ・ニュークリアなどの英国企業やポーランドの投資・開発会社シントス・グリーン・エナジー(SGE)とともにFNEFの申請をしていた。
同助成を受けてGEHは、ジェイコブスの支援を受けつつBWRX-300の包括的設計審査(GDA)プロセスに入るとし、英国原子力規制局(ONR)もこれを確認した。
ボウイ英国原子力担当大臣は、GEHへの資金提供は原子力の急速な復活の最前線にあるSMRの設計開発を支援するものだと述べた。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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