現地メディアは2024年2月22日、尹大統領が慶尚南道・昌原市で開かれた民生討論会で「小型モジュール炉(SMR)先導国への跳躍」方案を発表したと報じた。
同方案によると、韓国政府はSMR開発について、独自技術開発と先制的な事業化および国内製作能力の強化など三つの戦略を進める。
具体的には、(1)原子力発電関連の予算を2023年(89億ウォン、約8億9,000万円)の9倍に増やして研究開発を加速化する、(2)2028年まで韓国型小型モジュール原子力発電(i-SMR)を開発し、世界市場において競争力を向上させる、(3)国内の原子力発電能力を活用し、SMR委託生産市場を開拓する、(4)SMRの設計、製作、事業開発など企業に専門的に投資する政策ファンドを新設する。
その他、既に海外SMR事業に参加していることから、慶尚南道・昌原を「グローバルSMRクラスター」に育成する方針も示した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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