[イタリア] イタリアの2企業、SMRとAMRの共同研究契約を締結
2024年3月29日
イタリアの大手電力Enelと原子力エンジニアリング企業Ansaldo Nucleareは2024年3月8日、小型モジュール炉(SMR)と先進モジュール炉(AMR)に関する共同研究契約を締結した。
両社は、これら最先端革新炉の新しい技術、ビジネスモデルおよび産業利用の観点から共同で分析・評価を実施する。
具体的には、新しいSMRとAMRの技術や運転分野の成熟度を段階的に評価することに加え、両社が協調して分析、モニタリングおよび評価を実施することで、イタリアのサプライチェーンの関与に重点を置きつつ、SMRやAMRの効果的な利用方法を検証するという。
両社とも数年前からイタリア国外の原子力部門で事業を展開しており、同国内の原子力プロジェクトの再開を目指す現政権が2023年9月に環境・エネルギー安全保障省に設立した「持続可能な原子力発電のための国家プラットフォーム」(PNNS)の構成員となっている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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