ポーランドのOrlen Synthos Green Energy(OSGE)は2024年6月28日、ポーランドで計画されている小型モジュール炉(SMR)「BWRX-300」の配備に向けて、カナダのAECON およびAtkinsRéalisとの協力協定、ならびに両社および米国のGE日立とのチーム協定を締結したことを発表した。

同協定の調印には、4社の代表に加え、ゴディン駐ポーランドカナダ大使とウンカナダ経済開発大臣が立ち会った。

OSGEは、カナダで建設されるBWRX-300の経験がポーランドのSMR開発に非常に重要として、カナダの同建設プロジェクトに関与する、原子炉建設担当のAECON、プロジェクトエンジニアのAtkinsRéalisおよび技術設計者のGE日立と協力する。

同協力協定により、OSGEは、将来の請負業者との協力に必要な専門知識や建設ノウハウの獲得を目指すという。

OSGEはポーランドにおいてBWRX-300初号機を2030年代初頭に完成する予定。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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