セントラス・エナジー(セントラス)社は2024年7月19日、2024年および2025年に米国の顧客向けに納入するためにロシアから低濃縮ウランを輸入することについて米国エネルギー省(DOE)より免除を受けたことを発表した。

2024年5月に成立したロシア産ウラン輸入禁止法(H.R.1042)では同法が発効する同年8月11日以降、ロシアからの低濃縮ウランの輸入を禁じているが、特定の場合における免除プロセスを定めており、同社は同年5月27日に同プロセスを利用した免除を申請していた。

同社によると、申請は2027年末までの納入分を対象としていたが、2026年、2027年分の免除についてはDOEが決定を「納入に近い時期」へ延期したと説明している。

また、同社は輸入した低濃縮ウランを加工して同社の海外顧客へ再輸出するための2回目の免除申請を2024年6月7日に行っており、DOEの決定を待っているとしている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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