スロバキア電力(SE)とフラマトムは2024年7月23日、VVER-440型原子炉のボフニチェ原子力発電所3、4号機およびモホフチェ1~3号機へ2027年から原子燃料を長期間供給する大型契約に署名したと発表した。

これは、2023年5月に両者が締結した覚書に続くもので、スロバキアのVVER440設計の発電所への燃料供給の多様化につながるとしている。

スロバキアでは、両発電所で国内電力供給量の半分以上を賄っており、モホフチェ発電所では、さらに4号機(VVER-440、約50万kW)を建設中である。

2023年8月、SEはウェスチングハウス社とVVER-440燃料集合体のライセンス供与と供給に関する長期契約を締結した。

SEの多様化戦略は、燃料生産サプライチェーン全体にわたり、少なくとも2社の代替燃料供給者と、材料およびサービスの潜在的サプライヤーを確保することだとしている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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