2024年8月5日付報道によると、ロシア国営原子力企業ロスアトム傘下のエンジニアリング部門のアトムエネルゴプロエクトと発電所運営部門のロスエネルゴアトムは、ナトリウム高速炉BN-1200(122万kW)の建設に関する設計契約を締結した。

同契約はベロヤルスク原子力発電所5号機として建設されるBN-1200の建設許可申請に向けた設計文書や関連資料の作成に必要な作業を規定しているが、設計の第一段階である包括的な工学調査が既に開始され、自然条件と人為的な影響の調査と環境影響評価を実施中だという。

総合請負業者のアトムストロイエクスポルトは早ければ2025年から建設準備作業に入り、2025年末までに主要建設段階の設計書が提出され、2026年に国家審査を経て建設許可の申請、2027年6月の着工を予定。

第4世代炉のBN-1200の耐用年数は、少なくとも60年とされる。

なお、実証炉のBN-800(約89万kW)が2016年10月に運開している。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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