マイクロ炉「Aurora」(高速炉、1万5,000kW)を開発中のオクロ社は2024年9月25日、米国エネルギー省(DOE)アイダホ運営事務所と覚書(MOA)を締結し、同社がアイダホ州の希望する用地でサイト調査を実施することが認められたと発表した。

今回可能となった調査では、地盤工学評価、環境調査、インフラ計画に重点的に取り組む予定であり、重要なサイト準備作業を早期に実施することで建設への円滑な移行とプロジェクトの予定通りの完了を目指すとしている。

同社は2019年、アイダホ国立研究所でAuroraの原型炉を建設・運転するための用地使用許可をDOEから取得。

報道によると、OpenAIのサム・アルトマンCEOが出資する同社は、2027年までにAuroraの稼働を目指している。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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