Amazonは2024年10月16日、小型モジュール炉(SMR)開発事業者のX-energy(Xe)社に出資して2039年までに米国内で500万kW以上のSMRを展開する計画を発表した。

同社の気候変動対策基金が主導してXe社の資金調達ラウンドに対し5億ドルを出資するという。

また、ワシントン州の公益事業コンソーシアムであるEnergy Northwest(EN)社との間で、EN社のコロンビア原子力発電所付近に設置を予定しているSMRプロジェクトの初期実現可能性調査に資金を提供することで合意したことも発表した。

プロジェクトはXe社製のSMRであるXe-100(高温ガス炉、8万kW)4基を建設して32万kWの発電を行うもので、EN社は8基を増設(12基での合計:96万kW)するオプションを持つという。

加えて、電力会社Dominion Energy社との間でも、同社のノースアナ原子力発電所付近でのSMR開発を促進する革新的な開発構造を検討するための覚書を締結した。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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