[カナダ] OPG、ダーリントン1号機の設備改修工事を5カ月前倒しで完了
2024年12月5日
オンタリオ・パワー・ジェネレーション社(OPG)は2024年11月18日、同社が運転するダーリントン原子力発電所(CANDU、約93万kW×4)1号機の設備改修工事が予定より5カ月前倒しで完了し、まもなく送電網に再接続される予定と発表した。
同号機は、改修工事を実施している同発電所4基のうち3基目に当たり、2022年2月に改修のために運転を停止していた。
同発電所の改修工事は、10年にわたり、総額128億加ドル(約1兆4,000億円)とされ、これにより原子炉はさらに30年間発電を続けることが可能になるという。
同発電所2、3号機はそれぞれ2020年6月と2023年7月に再稼働しており、最後の4号機は現在、原子炉再構築段階にあり、2026年末までに工事完了の予定。
OPGのハートウィック社長兼CEOは「当社およびパートナーは、大規模プロジェクトを予定通りかそれよりも早く、品質を確保しながら遂行できることを示した」と述べた。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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