ノルウェーで小型モジュール炉(SMR)の導入を目指すノルスク・ケネルクラフト社は2024年11月18日、「Xe-100」(高温ガス炉、8万kW)を開発中の米国Xエナジー社とノルウェーにおけるSMRの展開を探る覚書を締結したことを発表した。

今回の覚書には2024年8月にノルスク・ケネルクラフト社と提携契約を結んだ韓国のDLグループのDLエナジー社とDL E&C社も含まれている。

ノルスク・ケネルクラフト社の目的は、DLグループの発電所建設の専門知識と経験をXエナジー社の原子炉技術と組み合わせて、SMRによる原子力発電を導入することとしている。

同提携契約にはベルゲン郊外にあるオーストハイムとアルヴェルの両自治体の境界にあるモンスタッド製油所に原子力発電所を建設する可能性調査が含まれており、同社は「政治的な意志」があれば、2030年代半ばまでに同発電所の建設が可能であると見込んでいる。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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