原子力規制委員会(NRC)は2024年11月20日、ケイロスパワー社のフッ化物塩冷却高温炉実証炉「Hermes 2」(テネシー州オークリッジ、熱出力3万5,000kW×2基)の建設許可を発給することを公表した。

同社は2023年7月に建設申請を提出し、NRCが2024年7月に最終安全評価結果、同年8月に最終環境評価結果をそれぞれ発表していた。

今回の許可発給により、審査手続きは18カ月未満で完了することとなる。

施設は2基の原子炉と共有の発電システムで構成され、より大きな商用炉の開発を支援するための運転データを取得することを目的としている。

なお、施設の運転に当たっては、今後運転ライセンスを申請しNRCの承認を得る必要がある。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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