[ポーランド・カナダ・フランス] PEJ、2カ国の政府系機関から融資のLOI受領
2024年12月27日
ポーランド国営原子力発電会社(PEJ)は2024年12月9日と12日、同国初の3基の原子力発電所の建設計画について、カナダとフランスの政府系機関からそれぞれ最大14.5億ドルと37.5億ドル以上の融資の意向書(LOI)を受領したと発表した。
カナダの政府系機関はカナダ輸出開発公社(EDC)で、フランスの政府系機関はBpifrance Assurance ExportとSfil。
既に、PEJは米国の輸出入銀行と国際開発金融公社からも同様のLOIを受領しており、合計すると総額950億ズロチ(約3.6兆円)以上の融資の意向を得ている。
ポーランド政府は2025~2030年の間にPEJに140億ユーロ以上の株式発行による資金調達を実施する計画で、総事業費200億~350億ユーロとされる同プロジェクトの外部資金調達を模索している。
ポメラニア県に建設予定の同発電所は、米国ウェスチングハウス社製AP1000型原子炉が採用され、総設備容量は375万kW。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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