[フランス] フラマンビル3号機、初めて送電網へ電力を供給
2025年1月9日
フランス電力EDFは2024年12月21日、北部ノルマンディー地方にある同国初の欧州型加圧水型炉(EPR)のフラマンビル原子力発電所3号機(165万kW)を電力系統に初めて接続した。
同年9月3日の初臨界以降、EDFは一連の試験と検査を実施しながら、原子炉の出力を徐々に増加させてきた。
EDFの会長兼CEOは「同号機の電力系統への接続は、原子力部門全体にとって、まさに歴史的な瞬間である」と述べ、同号機が中国とフィンランドで既に運転されている3基のEPRに加わったと指摘した。
今後は、起動操作に従い原子炉が100%の出力に到達するまで、原子力安全機関(ASN)の監視下で試験と電力系統への接続と切断が数カ月間継続される予定。
同号機の建設工事は2007年12月に開始され、当初2013年に営業運転を開始する予定だったが、度重なる遅延に直面している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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