小型高速炉「オーロラ」(電気出力5万kWまたは1.5万kW)を開発するオクロ社は2024年12月18日、データセンター企業Switch社との間で2044年までに1,200万kWの電力供給に向けた拘束力のない契約(マスター電力契約)を締結したことを発表した。

マスター電力契約は協力の枠組みを確立するもので、プロジェクトのマイルストーンが達成されると拘束力のある個別の契約が締結される予定。

オクロ社は本契約に基づき、米国各地にオーロラ発電所を開発、建設および運営してSwitch社に電力を供給する。

Switch社は2016年以降、すべてのデータセンターを100%再生可能エネルギーで稼働させており、「オクロ社の発電所の利用により当社がデータセンターの持続可能性におけるリーダーであり続けることを確実にすると同時に、エネルギーの豊かさというビジョンを支援することを目指す」と説明している。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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