[米国] CFS社、商用核融合発電所「ARC」をバージニア州に建設へ
2025年1月9日
核融合開発事業者のコモンウェルス・フュージョン・システムズ(CFS)社は2024年12月17日、商用核融合発電所「ARC」をバージニア州チェスターフィールド郡に建設すると発表した。
2030年代初頭に40万kWの電力を州の電力網に供給する計画で、世界初の商用核融合発電所であると説明している。
同社はマサチューセッツ州に建設中の核融合実証装置「SPARC」(非発電炉)で核融合による発生エネルギーが投入エネルギーを超えることの実証を目指しており、その後のステップとしてARCを計画している。
バージニア州を選定した理由として経済成長、技術力のある労働力、安定したクリーンエネルギー需要があることを挙げている。
また、同州の電力会社ドミニオン・エナジー・バージニア社と提携し、ARCの建設地をリースする契約を結んでいる。
同州のヤンキン知事は「これはバージニア州、そして世界全体にとって歴史的な瞬間だ」とコメントしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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