スウェーデンの放射性廃棄物管理会社(SKB)は2025年1月15日、オーストハンマル市フォスマルクに位置する使用済燃料地層処分施設の建設工事を開始したと発表した。

同施設は2030年代に処分が可能となり、2080年代に貯蔵施設の拡張が終了する予定である。

SKBは40年以上にわたり、使用済燃料地層処分技術の研究開発を行ってきた。

2024年秋、SKBは土地環境裁判所から環境許可と執行命令を受け、作業を開始できることになっていた。

ロミナ・プールモクタリ気候環境大臣が政府を代表して起工式に出席し、正式に着工した。

同施設の建設は、処分開始までに10年かかり、その後、処分施設は長期間にわたって徐々に拡張される計画。

今後2年間は、岩石貯蔵施設と水処理施設の建設、森林の伐採などの地上作業が行われ、その後、岩盤の掘削作業が開始されるという。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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