フランスの原子燃料会社オラノ社とモンゴル政府は2025年1月17日、モンゴルのウランバートルで行われた調印式で、Zuuvch Ovooウラン鉱山の開発および生産についての投資協定を締結した。

この合意により、オラノ社とモンゴル国営企業MonAtom Groupの合弁事業であるBadrakh Energy社は、推定ウラン資源量が約9万tUのZuuvch OvooとDulaan Uul/Umnut鉱床でインシチュ回収法により生産する計画。

オラノ社は1997年からゴビ砂漠でウラン探査に携わり、これらの鉱山を発見したことで、モンゴルはウラン埋蔵量世界第12位の国となった。

同プロジェクトの開発には4年を要し、同鉱山の推定寿命は30年、年間約2,500tUの生産能力を持つ予定。

オラノ社によると、採掘前の初期投資額は約5億ドル、さらに16億ドルを投資する予定。

同鉱山では1,600人の雇用が創出され、プロジェクトによる直接利益の51%以上がモンゴル政府に支払われることになる。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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