NextEra Energy社のケッチャム最高経営責任者(CEO)は2025年1月24日、2020年に閉鎖したアイオワ州のデュアン・アーノルド原子力発電所(BWR、約62万kW)の再稼働に向け米国原子力規制委員会(NRC)に対しライセンス変更を求める通知を提出したと発表した。

2024年第4四半期の決算説明会で明らかにしたもので、同氏によると早ければ2028年末にも発電を再開する可能性があるほか、規制当局や政府、潜在的な電力購入者などの関係者からは前向きな反応を受けているという。

同発電所は1975年に運転を開始したが、経済性を理由として2020年に運転を終了し、放射能の減衰を待つための長期保管状態に移行している。

同氏は再稼働にかかる費用については明言を避けるとともに、顧客との協議など「やるべきことがまだある」と付け加えている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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