カナダ、フランス、日本およびスイスの4カ国政府は2025年1月29日、第4世代原子炉国際フォーラム(GIF)の活動を継続するための枠組み協定に署名した。

今回の署名は、2024年11月に開催されたCOP29における米英2カ国の署名に続くもの。

同協定は2025年3月1日に発効し、現行協定が同年2月末に失効した後も、GIFの協力とプロジェクトの継続が確保されることになるという。

2001年に設立されたGIFは、第4世代原子炉の6つの概念(ガス冷却高速炉、鉛冷却高速炉、溶融塩炉、ナトリウム冷却高速炉、超臨界水冷却炉、超高温ガス炉)に関する共同研究開発のプラットフォームを提供してきた。

また、安全性やリスク評価、教育や訓練、経済モデル、核拡散抵抗性や核物質防護、水素生産や海水淡水化などの非発電利用など、原子力システムの進歩に重要なトピックに関する協力の場も提供している。

GIFの技術事務局はOECD/NEA。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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