インド政府は2025年2月1日、2025年度(2025年4月~2026年3月)の予算案を発表した。

シタラマン財務相は予算演説の中で、2047年までに原子力発電の設備容量を1億kWに引き上げる方針を示した。

目標達成に向けて原子力分野への民間セクターの参入を促すため、政府は今後、原子力法と原子力損害賠償法の改正に着手する。

また、新たに「原子力エネルギー計画(Nuclear Energy Mission)」を立ち上げ、国産の小型モジュール炉(SMR)の研究開発を加速させる。

25年度は同計画に2,000億ルピー(約3,600億円)を割り当て、2033年までに少なくとも5基のSMRの開発を目指すとしている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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