Texas A&M大学のシャープ学長は2025年2月4日、ケイロス・パワー、ナチュラ・リソース、テレストリアル・エナジー、アーロ・アトミックスの4社に、キャンパス近くの土地を提供し、小型モジュール炉(SMR)を建設できるようにすると発表した。

「エネルギー実証実験場」プロジェクトの一環として提供される、テキサス州ブライアンにある2,400エーカー(約9.7km2)のキャンパスは「テキサスA&M-RELLIS」と名付けられ、4社は商業利用可能な技術を持ち込み、プロトタイプの試験を行う予定。

同大学は発電施設の早期の立地許可のため、2024年11月に米国原子力規制委員会(NRC)への申請手続きを開始。

4社が建設するSMRは、合計で100万kW以上の発電設備容量が見込まれ、5年以内に初号機を建設したいとしている。

完成すれば、テキサス電力信頼度協議会(ERCOT)管内に電力を供給できるとしている。

4社合計で9基以上の原子炉が建設予定とされる。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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