[インド] タタ・パワーCEO、小型モジュール炉(SMR)開発に意欲
2025年2月21日
インドの大手電気事業者タタ・パワーのPraveer Sinha CEOは2025年2月4日、小型モジュール炉(SMR)開発に進出する意欲を示した。
同社の2024年度第3四半期決算発表で明らかにした。
インド政府は2月1日の25年度予算案発表で、2047年までに原子力発電の設備容量を1億kWに引き上げるという目標を示すなど、積極的に原子力を推進する方針を打ち出していた。
政府はSMR開発政策として「原子力エネルギー計画(Nuclear Energy Mission)」を新たに立ち上げ、25年度に2,000億ルピー(約3,600億円)を投じ、2033年までに少なくとも5基の国産SMRを開発するとしている。
政府は、民間投資を促すため原子力法と原子力損害賠償法の改正に着手することを表明しており、同CEOは法改正の状況を注視していると述べた。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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