[韓国・米国] KHNP、米国セントラスと10年間の濃縮ウラン供給契約を締結
2025年2月28日
韓国水力原子力発電(KHNP)と米国の濃縮会社Centrus Energy Corp.(セントラス)は2025年2月4日、10年間の濃縮ウラン供給契約を締結した。
オハイオ州パイクトンの低濃縮ウラン生産能力の構築に必要な資金をセントラスが確保することを条件とする同契約は、トランプ第2期政権発足後、初の米韓原子力協力の成果とされ、エネルギー資源安全保障と核燃料供給網の強化を目的としている。
セントラスは、次世代原子炉や小型モジュール炉(SMR)に使用される濃縮度5~20%の低濃縮ウラン(HALEU)の生産許可を、米国原子力規制委員会(NRC)から受けた唯一の企業であり、2023年11月には初めて20kgUのHALEUを生産し、年間900kgUの生産段階に入った。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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