スペイン議会下院は2025年2月12日、本会議で中道右派の国民党が提出した同国の原子力発電所の運転期間延長などを政府に求める動議を賛成171票、反対164票、棄権14票で原案どおり承認した。

承認された文面では、政府に対して「技術的・経済的基準を考慮しながら、欧州の規制、原子力安全協議会の指導および発電所運営者の指針にしたがって」既設炉の稼働期間の延長を促している。

また、「エネルギー移行における原子力技術の重要な役割を認識し、安全で安定した電力供給を保証し、電力市場価格の低減と温室効果ガス排出量の削減に貢献する原子力施設の経済的持続可能性を確保する」よう政府に求めている。

下院は、原子力施設の持続可能性確保のために政府が行うべき詳細を示していないが、政府に対して原子力発電の段階的廃止政策を撤回する一連の措置の実施を求めるものだとする報道もある。

現在同国では、全原子炉を2035年までに閉鎖する計画である。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

以上