[米国] DOE長官命令、トランプ政権下での原子力ルネサンスの始動を指示
2025年3月7日
米国エネルギー省(DOE)のクリス・ライト長官は2025年2月5日、商用原子力発電の推進など9つの最初の行動を指示する長官命令(SECRETARIAL ORDER)に署名した。
同命令の原子力への言及は、まず第2項目「エネルギー革新の推進」で、DOEの研究・開発は、化石燃料、先進原子力、地熱・水力発電を含む、手頃な価格で信頼性が高く、確実なエネルギー技術を優先し、世界的競争力を維持するために核融合、高性能・量子コンピューターおよび人工知能(AI)といった真の技術革新も優先するとしている。
また、第7項目「商用原子力発電の推進」で、長らく待ち望まれていた米国の原子力ルネサンスをトランプ政権下で始動し、世界のエネルギー需要が増加し続ける中、手頃な価格で豊富なエネルギーを供給できる原子力の商業化を主導する必要があり、DOEは次世代原子力技術の迅速な導入と輸出を可能にするため、精力的かつ創造的に取り組むとしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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