現地メディアは2025年2月22日、産業通商資源部の電力政策審議会が「第11次電力需給基本計画」を確定したと報じた。

主な内容として、AIや半導体産業による今後の電力需要増に対応するために、原子力発電、再生可能エネルギー、水素などの活用が含まれている。

また、2030年まで年平均7GWの再生可能エネルギー電源を新設し、電力供給の安定性と効率を改善する目標を設定した。

発電設備の整備計画では、新規大型原子力発電プラント2基およびSMR 1基の建設が含まれている。

同基本計画は、先端産業とデータセンターなどによる電力需要の増加を科学的に予測し、需要に対応するために多様なエネルギー源の調和を強調している。

また同基本計画をもとに、「第11次長期送・変電設備計画」と「第16次長期天然ガス需給計画」が今年中に策定される予定となっている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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