[米国・韓国] Holtecと現代建設、パリセードで2030年のSMR運開を目指す
2025年3月13日
米国のHoltecは2025年2月25日、廃止炉の再稼働を目指すパリセード原子力発電所サイトに、同社小型モジュール炉(SMR)「SMR-300」(PWR、30万kW)2基を建設するプログラム「Mission 2030」を開始し、Hyundai E&C(現代建設)と提携拡大契約を締結した。
Holtecは、パリセードのSMR-300初号機の2030年の運開を目指し、2026年初頭に米国原子力規制委員会(NRC)の建設許可プロセスを正式に開始する予定。
現代建設との新契約は、2021年に締結された両社の独占的パートナーシップを拡大するもので、パリセードの初号機建設で得られた知見に基づき、2030年代を通して北米で計1,000万kWのSMR-300の建設を目指すという。
HoltecのシンCEOは、アラブ首長国連邦(UAE)で予定通りに原子力発電所を建設した現代建設のプロジェクト管理能力を世界トップクラスと評価し、三菱電機の制御システムがSMR-300に導入されると述べた。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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