カナダ政府は2025年3月5日、天然ウランを燃料とする新たな大型CANDU炉の開発および近代化を支援するためにアトキンスレアリス(AtkinsRéalis)社に対して4年間で最大3億400万加ドル(約310億円)を融資する予備契約を締結したことを公表した。

設計プロジェクトの費用をカナダ政府と同社が半分ずつ拠出するという。

カナダ原子力公社(AECL)を通じてカナダ政府が所有するCANDU技術の独占ライセンスを保有している同社は、2023年11月に第3世代プラスCANDU炉である「MONARK」(電気出力100万kW)の計画を発表しており、今回の発表の中でも支援対象の例としてMONARKを挙げている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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