[カナダ] 政府、SMRやCANDUの原子力プロジェクト支援のための投資を発表
2025年3月21日
カナダ政府は2025年3月5日、国内の原子力技術開発を推進するため、オンタリオ電力公社(OPG)が進めているダーリントン新原子力プロジェクトやサスカチュワン州の小型モジュール炉(SMR)開発などを支援するための投資を発表した。
GE日立社製SMR「BWRX-300」を採用するOPGのプロジェクトに対しては5,500万加ドル(約57億円)の資金提供を、サスカチュワン州のSMR開発ではSMR事前開発作業を支援するためのプログラム資金を2,400万加ドル(約25億円)から8,000万加ドル(約82億円)に増額するとしており、どちらもカナダ環境・気候変動省の未来電力基金(FEF)から拠出する。
また、サスカチュワン州、アルバータ州、オンタリオ州におけるSMRおよびCANDU炉の開発、導入および脱炭素化の取り組みを支援する様々なプロジェクトへ総額5,240万加ドル(約54億円)の投資を行うことも合わせて発表した。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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