欧州投資銀行(EIB)とフランスの原子燃料大手オラノ社は2025年3月10日、ジョルジュベスⅡウラン濃縮工場の拡張に向けて4億ユーロの融資契約に調印した、と発表した。

フランス南部のトリカスタンにある同社遠心分離型濃縮工場は、2010年12月にオープンし、2016年にフル生産能力750万濃縮分離作業単位(SWU)に達していたが、同拡張により250万SWU(約30%)増加する予定。

同社取締役会は2023年10月、既存のカスケード14基に同じモジュール4基を追設する同工場の拡張に、約17億ユーロを投資することを承認した。

欧州連合(EU)加盟国が出資するEIBは今回、同プロジェクトに対し4億ユーロを融資することで合意した。

新しいモジュールは2028年に運転を開始し、2030年に試運転を完了する予定である。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

以上