[ロシア] ロスアトム、2025年の優先事項はトルコとバングラデシュの発電開始
2025年4月3日
ロシア国営原子力企業ロスアトムのリハチェフ総裁は2025年3月7日、2025年の同社の優先事項は、トルコとバングラデシュで建設中の原子炉の発電開始、国内のレニングラード第二4号機の着工およびクルスク第二1号機の運開だと述べた。
これは、ロシアの核開発の中心地サロフで開催されたRosatom information dayのスピーチで述べられたもの。
同総裁は、2042年までに原子力発電設備容量を拡大するという国家計画の達成が目標であり、シベリアや極東など新たな地域も含めて38基の原子炉を建設し、セヴェルスクで第4世代のエネルギーシステムを稼働させるとした。
また、「2025年は、沿海地方に2基の発電所を建設するためにあらゆる角度から取り組み、早ければ2032年までに初併入させる」と述べた。
ロシア国内では、技術やハイテク製品が不足し、輸入代替品の更なる開発が求められる他、労働市場、特にスペシャリスト獲得競争の激化を指摘した。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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