国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は2025年3月25日、世界銀行が長年続けてきた原子力プロジェクトへの資金提供の禁止方針の見直しに向けた動きを歓迎した。

2024年の世界銀行理事会での同氏演説以降、IAEAは同銀行との技術的な交流を進め、今回の動きを「時宜を得た重要な進展」と評価した。

世界銀行のバンガ総裁は、2025年3月20日にワシントンで開催されたイベントで、理事会が方針変更を議論する意向を示したことを明らかにし、この動きが2026年6月に提案予定の同銀行の包括的なエネルギー政策に盛り込まれることを期待していると発言。

世界銀行は1959年にイタリアの原子力発電所建設に融資して以来、原子力プロジェクトを資金提供の対象から除外。

2024年に世界銀行に対し、発展途上国がエネルギー需要を満たすために原子力が利用できると主張した同事務局長は、IAEAは金融機関と協力し、科学的根拠に基づく資金提供の実現を目指すと述べた。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

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