カナダ原子力安全委員会(CNSC)は2025年4月4日、オンタリオ州ダーリントンの新原子力用地における、GE日立製の小型モジュール炉(SMR)「BWRX-300」1基の建設許可をオンタリオ電力公社(OPG)に発行することを決定した、と発表した。

CNSCは、OPGが許可された活動を実施する資格があり、同社は公衆や環境の安全確保を適切に実施すると結論づけた。

同許可は2035年3月31日まで有効であり、各現場の許可条件に加え、OPG社が追加情報をCNSCに求められる規制上の保留点(hold-points)も含まれている。

OPGは、2021年12月にGE日立のBWRX-300を選定し、2022年10月に建設許可を申請していた。

また、GE日立は、2025年1月に同SMRの原子炉圧力容器の製造をBWXテクノロジーズ社に発注した際、「規制当局の許可取得後、2025年後半に着工し、2029年末までに商業運転を開始する予定」と述べていた。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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