[米国] ギャラップ世論調査、米国の原子力支持率が過去最高に迫る61%を記録
2025年4月24日
世論調査会社ギャラップ社は2025年4月9日、米国での原子力利用に対する支持率が61%に達し、過去最高だった2010年の62%に迫る水準となったとの調査結果を発表した。
調査は2025年3月3日から16日にかけて1,001人を対象に実施され、「米国の電力供給手段としての原子力エネルギーの利用」について質問。
支持率61%は2023年に実施した前回の調査から6ポイント上昇しており、その内訳は「強く支持」が29%、「やや支持」が32%を占めたほか、「強く反対」が15%、「やや反対」が20%となった。
政党別では共和党支持者の74%、民主党支持者の46%、無党派層の64%が支持し、共和党支持者と無党派層が支持率の上昇を牽引しているとしている。
また同社は、ガソリン価格が比較的安かった2016年が過半数の54%が原子力利用に反対した唯一の年だったことから、2021年以降のインフレ率の上昇が支持率の増加傾向に影響を与えている可能性があると分析している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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