国務院常務会議(日本の閣議に相当)は2025年4月27日、原子力発電所5サイトにおける10基の原子炉の新規建設計画を承認した。

中国広核集団有限公司(CGN)は広東省の台山3、4号機(華龍1号、各120万kW)および広西チワン族自治区の防城港5、6号機(華龍1号、各120万8,000kW)を建設する。

中国核工業集団有限公司(CNNC)は浙江省の三門5、6号機(華龍1号、各120万8,000kW)を建設する。

さらにCNNCと華能集団公司の共同プロジェクトである福建省の霞浦1、2号機(華龍1号、各121万5,000kW)も建設承認を受けた。

同サイトでは現在、2基のCFR-600ナトリウム冷却高速中性子炉が建設中である。

さらに、国家電力投資集団(SPIC)が主導する山東省海陽5、6号機として、AP1000の中国版であるCAP1000の2基の建設も承認した。

同サイトでは現在 AP1000が2基運転中、CAP1000が2基建設中となっている。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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