[インド] 議会諮問委員会で2047年1億kW原子力開発ロードマップを議論
2025年5月22日
インド下院議会で2025年4月28日、電力諮問委員会が開催され、議長のラル電力大臣の下、「原子力開発ロードマップ」について議論がなされた。
インド政府は2047年までに原子力発電の設備容量を1億kWにすることを目標としている。
同相は委員会で原子力拡大に向け、主な課題と戦略的な措置を以下の通り整理した。
原子力法と原子力損害賠償法の改正、国民の意識醸成、既設発電所の拡張と廃止火力発電所の再利用を通じた迅速な土地取得、規制承認プロセスの簡素化、競争力ある電気料金を確保するための措置(税制優遇措置、グリーン電力への区分、長期融資提供)、競争入札の活用による技術選択の多様化とMake in India政策による国内製造業の振興、ウラン燃料源の多様化と機器調達先の拡大、教育訓練インフラの整備と熟練した人材の育成。
委員会に参加した議員からは原子力発電の迅速な導入に向け、積極的な意見提案がなされた。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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