[米国] エクセルCEO、「AI電力ニーズが新たな大型原子炉の可能性を高める」
2025年5月22日
2025年5月1日付の報道によると、エクセル・エナジー社のフレンツェル最高経営責任者(CEO)は、AI電力ニーズが新たな大型原子炉の可能性を高めるとして、今がその再スタートの時だとの考えを示した。
同CEOは「米国の電力需要は、AIなどにより活況を呈している。スリーマイルアイランド(TMI)原子力発電所1号機の再稼働がその例。新規の大規模原子力発電所の開設への支持は小型モジュール炉(SMR)に比べずっと小さいが、米国最後の大型原子炉の着工から10年以上経過した今、状況が変わるかもしれない」と語った。
同氏はさらに「エクセル・エナジー社が現在、新しい大型原子炉の建設を積極的に検討しているわけではないが、このためには、電力会社などの企業間のパートナーシップと政府の支援が必要になる、また、「10万kWよりも大きいAP1000のような100万kWの設備が必要とされる可能性がある」と語った。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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