台湾立法院では2025年5月13日、「核子反応器(原子炉)施設管制法」第6条の修正案が三読を通過した。

これにより原子力発電所の運転許可に関する規定が改正される。

改正前は、運転許可の有効期間は最長40年と定められていたが、今回の修正により、事業者が主管機関の規定する期限内に申請し、安全性の確認と審査を経て承認されれば、当該期間終了後もさらに最長20年間の許可更新が可能となった。

修正条文では、更新後の許可期間は新たな許可の発効日から起算することが明記され、申請に必要な書類、審査手続き、その他の順守事項は主管機関が別途定めるとされた。

また、許可の更新を申請せずに期限を迎えた場合は、運転継続は認められないとする規定も加えられている。

修正案は、野党・国民党と民衆党が規定改正を主張して提出し、与党・民進党の反対を押し切って、賛成60票・反対51票で可決された。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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