[ポーランド・米国] PEJ、初の大型炉建設の設計開発契約を米国2社と締結
2025年5月29日
ポーランド国営原子力発電会社(PEJ)は2025年4月28日、米国のウェスチングハウス(WH)社とベクテル社とのコンソーシアムと同国初の大型原子炉建設プロジェクトについて設計開発契約(EDA)を締結した。
これは同プロジェクトを進める「橋渡し契約」であり、今後9カ月間の協力体制を確保する。
署名はワルシャワで行われ、ポーランドのトゥスク首相とライト米国エネルギー省(DOE)長官が立ち会った。
PEJはルビアトバ・コパリノに原子力発電所(AP1000×3基、最大375万kW)を新設する予定。
PEJとWH・ベクテル社は2023年9月に18カ月間の設計サービス契約(ESC)を締結し、詳細設計を進めていたが、契約は2025年3月末に終了している。
EDAの作業範囲には、準備作業、地盤調査、エンジニアリング作業が含まれており、発電所の技術設計の高度な作業、許認可取得への協力の継続、サプライチェーンの開発が含まれる。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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