テネシー渓谷開発公社(TVA)は2025年5月20日、テネシー州オークリッジ近郊のクリンチリバーサイトにおけるGE日立製小型モジュール炉(SMR)「BWRX-300」(BWR、30万kW/基)の建設許可申請を米国原子力規制委員会(NRC)に提出したと発表した。

同炉型に対する米国内初の建設許可申請であり、北米ではカナダのオンタリオ電力公社(OPG)に続く2例目。

TVAは2019年に同サイトでのSMR建設に関する早期サイト許可(ESP)を取得済みであり、今回の申請はその次の段階となる。

同社のドン・モール社長兼CEOは、「TVAは他の電力会社への道を切り開いてきた。

政権と協力して、国のエネルギー安全保障の鍵となる先進的な原子力技術の発展を加速できることを楽しみにしている」とコメントしている。

同社は、早ければ2026年にサイトの準備工事を開始する可能性があると説明している。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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