[米国] NRC、NuScale社の7.7万kW型SMRについて標準設計承認を発給
2025年6月13日
米国原子力規制委員会(NRC)は2025年5月29日、NuScale Power(NuScale)社が申請していた小型モジュール炉(SMR)「US460」(商標:NuScale Power Module、電気出力7.7万kW/モジュール)の標準設計承認(SDA)を発給したことを公表した。
同社は既に電気出力5万kW/モジュールの「US600」について2020年8月にSDAを、2023年2月には設計認証(DC)の発給を受けているが、その後1モジュール当たりの発電容量を7.7万kWに増強するとともに一部設計を変更してSDAを申請していた。
SDAは設計が安全要件を満たしていることを示すもので、今後同設計を用いた原子炉の建設・運転には別途申請が必要となる。
また、NRCは審査が予定より早くかつ予算内で完了したことに触れ、同機関が安全かつ効率的に新たな先進的技術の導入を促進する決意を示したと説明している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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