[米国] コンステレーション社、クリントン発電所からの電力供給でメタ社と契約
2025年6月19日
電力大手のコンステレーション社およびIT大手のメタ社は2025年6月3日、コンステレーション社がイリノイ州に保有するクリントン原子力発電所(BWR)で発電された電力112.1万kWを20年間にわたって供給する電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。
契約は2027年6月より開始され、同州が原子力発電を支援するために確立したゼロエミッションクレジット(ZEC)制度(期限:2027年)の終了後も同発電所の運転継続を市場ベースで支援することとなる。
また、コンステレーション社は、本契約によって発電所の出力を3万kW増強するとしているほか、20年間の稼働継続が保証されているため、敷地内に先進型炉または小型モジュール炉(SMR)を開発するための戦略も検討するという。
なお、メタ社は以前に発表した原子力の提案依頼書(RFP)に関し、1~4GWの目標を達成する候補プロジェクトを絞り込み、最終協議を行っていると説明している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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