[ロシア] 規制当局、黒鉛炉スモレンスク2号機の運転期間の追加5年延長を認可
2025年6月19日
2025年6月3日付の報道によると、ロシア連邦環境・技術・原子力監督庁(ロステフナドゾル)は、スモレンスク原子力発電所2号機(RBMK、100万kW)の運転期間をさらに5年間延長することを認可した。
これにより同号機の運転期間は当初の30年から45年に延長され、2030年までとなる。
スモレンスク原子力発電所は3基の軽水冷却黒鉛減速炉(RBMK-1000)で構成され、同1号機は2027年まで、同3号機は2034年までの運転延長が認められている。
同発電所のパベル・ルベンスキー所長によると、2号機は計画通り30年間稼働後、大規模な近代化工事とロステフナドゾルからの認可を得て、10年間稼働延長し、さらに今回5年間追加稼働する権利を取得したもの。
2025年1月にロシア政府が承認した計画では、スモレンスクII原子力発電所1、2号機(VVER-TOI×2)がそれぞれ2032年、2034年までに完成する予定。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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