[米国] タレン、サスケハナ発電所からAWSへ192万kWを供給するPPA締結
2025年6月26日
テキサス州ヒューストンに本社を置くタレン・エナジー社は2025年6月11日、同社が90%を所有するサスケハナ原子力発電所(BWR、130万kW×2基)からアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)社へ192万kWを供給する電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。
契約期間は2042年までで、2029年に84万〜120万kW、2032年には168万〜192万kWの供給を見込んでいるほか、契約期間を延長するオプションも有しているという。
タレン社によると、今回のPPAに基づき、AWS社との間で結んでいる既存の契約(30万kW)は2026年春に予定されている送電設備の改修および同発電所の燃料交換のための停止後に、連邦エネルギー規制委員会(FERC)の承認が不要な「フロント・オブ・ザ・メーター」方式に移行する予定。
タレンは本契約により、総額180億ドルの収益を見込む。
さらに、両社は小型モジュール炉(SMR)の導入や出力増強による発電能力の拡大も目指すとしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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