カザフスタンの原子力庁は2025年6月14日、ロシア国営原子力企業ロスアトムが同国初の原子力発電所の建設を担当し、中国が第2発電所の建設を担う予定であることを発表した。

原子力エネルギーに特化した大統領直属の原子力庁は、海外の原子炉メーカー4社と協議を重ね、ロスアトム(VVER-1200)、中国核工業集団有限公司(華龍1号)、フランス電力会社EDF(EPR-1200)、韓国水力原子力発電(APR-1000/1400)を最終候補として選定。

それぞれが提出した提案書には、建設費用、工期、資金調達モデル、設備調達の現地化、燃料サイクルの統合可能性などが含まれていた。

評価は同国原子力庁、カザフスタン原子力発電所(KNPP)、仏エンジニアリング企業Assystem社が共同で策定した方法論に基づいて行われ、安全性や国際実績も考慮され、ロスアトムが選定された。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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