米国エネルギー省(DOE)は2025年6月18日、先進型炉の試験の迅速化を図るため、国立研究所以外においてDOE権限下で行う新たなパイロットプログラムの開始を発表した。

2025年5月に発布された大統領令「DOEにおける原子炉試験の改革」に基づくもので、DOEは申請依頼書(RFA)を発行し、同試験に関心を持つ米国の原子炉企業を募集する。

これは、原子炉の商業的適合性を実証するものではないが、原子力法に基づくDOE の権限下で、申請者の商業化を早めるアプローチが提供できるとしている。

DOEは、2026年7月4日の期限までに可能性のある先進型炉を選定する。

申請者は、試験炉の設計から廃炉まですべての費用を負担することになっており、申請内容は、技術的、財務的な観点から、その実行の可能性や臨界までの計画などについて、一定の基準で審査される。

最初の申請期限は 2025 年 7 月 21日で、その後の申請は順次認可されるという。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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