原子力安全・放射線防護機関(ASNR)は2025年7月3日、130万kW級原子炉20基の40年超運転に必要な条件を規定した「一般的評価に基づく提言」を公表した。

フランスでは運転期間の制限は特に設けられておらず、各原子炉において運開後10年ごとに定期安全レビュー(PSR)という施設の徹底的な確認が行われる。

合格した場合は以降10年間の運転許可が付与されるが、設計で想定していた40年を超える場合は安全基準が厳格化され、重要機器の交換などが求められる。

今回の提言では炉心溶融を含む事故の防止・影響軽減や熱波など自然災害リスクへの耐性強化などが強調され、メディア報道によるとEDFはASNRが求める条件への適合を含む運転延長作業に60億ユーロを投じるとされている。

今回の決定により130万kW級原子炉の共通事項を扱うPSRの全般的評価フェーズが終了し、今後は個々の原子炉の特性を考慮した個別評価が2040年までに順次実施される予定。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】

以上